栄養学

成長ホルモンとは

成長ホルモンという言葉は誰でも聞いたことがある用語ですよね。

成長期にたくさん出て、体を成長させてくれます。

ただ、この成長ホルモンの働きは身長を伸ばすだけではないんです。

 

知ってました?

 

成長ホルモンとは

成長ホルモンはたくさんのアミノ酸がくっついてできたペプチドホルモンです。

脳の下垂体という部分から分泌されています。

成長ホルモンの原料はアミノ酸なので、タンパク質を食べる量が不足すると分泌される量が減ってしまいます。

一生のうち、成長期と呼ばれる時期(男は12歳前後)に最も分泌されます。

一番分泌されるのは成長期ですが、大人になってもずっと分泌され続けているんです

 

 

成長ホルモンの働き

成長ホルモンの作用で一番有名なのが、身長を伸ばすことですよね。

ですが、成長ホルモンの働きはこれだけじゃないんです。

大まかにこれくらいの働きをしています。

  • 身長を伸ばす
  • 筋肉を成長させる
  • 怪我した部位を修復する
  • 代謝を促進する
  • 脂肪を分解する

成長期を過ぎると太りやすくなるし、ケガの治りが遅くなるのも成長ホルモンの量が減るからなんです。

年を取るのは恐ろしいですね。

 

成長ホルモンの量を増やす方法

行動編

まずは何をすると成長ホルモンが増えるのか見てみましょう。

成長ホルモンは特に何もしていないときにも分泌されているんですが、多く分泌されるタイミングがあることが確認されています。

  • 空腹時
  • 睡眠時
  • ケガをした時
  • 強度が高い運動をした時

成長ホルモンは空腹時に分泌されます。なので、できるだけ空腹感を感じるように食事を工夫しましょう。こまめに少量の食事をとるようにしたり、3食の食事も腹八分目にしておきましょう。

成長ホルモンは、睡眠中に70%・空腹時・運動時に30%が分泌されています。

 

成長ホルモンの分泌は、睡眠中に約70%、空腹時・運動中に約30%と言われています。
寝始めてからの3時間の間に最も分泌されます。

下の2つに共通していることは、体を修復しているということです。

成長ホルモンが細胞分裂を盛んにして、トレーニングで傷ついた筋肉や皮膚を治すというわけですね

 

栄養編

成長ホルモンはペプチドホルモンなので、たんぱく質の摂取量が減ると分泌量が減ってしまいます。

なので、タンパク質はしっかり摂るようにしましょう!

 

中でも、アミノ酸の「アルギニン」は下垂体を刺激して分泌を促進することが分かっています

アルギニンを多く含む食材を意識して食べれば成長ホルモンを増やせます。

 

アルギニンを多く含む食材

アルギニンを多く含む食材はこれです。

  • 鶏肉
  • 海老
  • 大豆食品
  • 落花生
  • アーモンド
  • ゴマ

鶏肉や大豆食品はすぐにでもメニューに追加できそうですね!

あとはアーモンドなどのナッツ類にも多く含まれています。

毎日食べればいつまでも成長期のように成長ホルモンがドバドバ出そうですね。

 

ただ、毎日しっかりとした量のアルギニンを摂るのはなかなか難しいです。

厚生労働省で摂取量は正確に決められていませんが、アルギニンが効果的に働くには1日に2000~4000mg以上摂取が必要だと言われています。 また炎症や褥瘡などの創傷がある場合は、約5000~7000mgが目安とされています。

これを鶏肉に換算すると400g。

これを毎日食べなければいけません。

カロリーとかを考えるとなかなかきついですよね。

 

アルギニンのサプリメント

「食事で十分な量が取れない…」

そういう時はサプリメントに頼りましょう。

私が飲んでいるサプリメントは1錠で1000㎎のアルギニンが入っています。

1日3回に分けて3錠飲めば普通の食事の分も含めてちょうどいい量が摂れるはずです。

もっと多くとりたいという人は寝る前にもう1錠追加してもいいです。

Lアルギニン 1000mg

 

ちなみに、アルギニンを取りすぎるとどんな副作用がでるのでしょうか。

アルギニンは、タンパク質の構成アミノ酸であり、ヒトは通常アルギニンを含むタンパク質を食品から多量栄養素として摂取している。
動物に投与されたアルギニンは、細胞内タンパク質の連続的な代謝に利用され、アルギニンが過剰になったとしても、動物体内で代謝され、蓄積されることはないことから、食品を通じて動物用医薬品及び飼料添加物由来のアルギニンをヒトが過剰に摂取することはないものと考えられる。『2012年2月食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会』

簡単な言葉に直すと、「アルギニンは摂り過ぎても蓄積されることはないから大丈夫だよ」ってことです。

ですが、アルギニンはアルカリ性のアミノ酸なので、一気に大量にとると消化器官がダメージを受けます。また、成長期の子供がサプリメントを毎日大量に服用すると巨人症になる可能性があることも報告されています。

成長期が終わった大人の場合は巨人症の副作用は心配する必要はありません。

 

まとめ

成長ホルモンについて詳しく書いてみました。

「成長ホルモンの作用とかについては分かった。」

「で、ペニス増大には効果があるの?」

という人はこの記事を読んでみて下さい。

成長ホルモンでチンコは大きくなるのか。